売却時に掛かる費用
不動産の売却をおこなう場合、売買契約の成立後に発生する費用があります。一般的にはあまり知られていない費用もございますので、どのような費用が必要になるのかわかりやすく解説します。
諸費用
売買契約の成立後に発生する費用は以下のようなものが挙げられます。
●仲介手数料 … 依頼した不動産会社に支払う報酬
●譲渡所得税 … 売却で得た所得に対する所得税
●測量解体等 … 契約の条件などで異なる費用
●書類取得費 … 証明書などの取得の手数料
●登記費用 … 抵当権抹消登記費用など
●印紙代 … 売買契約書に貼付する印紙
仲介手数料
仲介手数料の金額は、「国土交通省告示第1552項・宅地建物取引業法第46条第1項」で次のように定められています。
●売買金額200万円以下の場合、仲介手数料は5.4%
●売買金額400万円以下の場合、仲介手数料は4.32%
●売買金額401万円以上の場合、仲介手数料は3.24%
譲渡所得税
譲渡所得金額に下記の税率を掛けた額が納める税金になります。税率は所有していた期間によって税額が変わります。
譲渡所得金額
●譲渡価額 -（取得費用 + 譲渡費用）- 特別控除 = 譲渡所得金額
長期譲渡所得（所有期間5年超）
●課税譲渡所得 × 20%（所得税15%・住民税5%）
短期譲渡所得（所有期間5年以下）
●課税譲渡所得 × 39%（所得税30%・住民税9%）
