土地探しの流れ

土地探しの流れ

土地探しの流れ

注文住宅を建築する場合に必要になるのが建築用の土地です。しかし、家づくりをお考えの7割以上の方は、その土地をお持ちではなく、家づくりと同時に土地探しをおこなうことになります。

家づくりは一生に一度の出来事。土地を探すにも「何から始めたらいいのか分からない」という方がほとんどです。そんな方のために、土地探しの流れを詳しくご説明します。

 

土地探しを始める前に

不動産会社に問い合せる前に以下の3点についてイメージしておくとスムーズです。

●どの街で暮らしたいか
●何人で生活をするのか
●支払い可能な住宅ローン金額

 

どの街で暮らしたいか

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まずは、「どの街で暮らしたいか」家族で意見を出し合ってみましょう。通勤時間や周辺施設、学校区や街の雰囲気など、ご夫婦であっても意見がわかれることは多くあります。ご家族の意見を出し合えたら優先順位をつけていきます。家を建てるということは、その地で数十年暮らすことになりますので、お互いの意見をしっかりと尊重することを心がけましょう。

 

何人で生活をするのか

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建てる家に何人で生活するのかも重要なポイントです。将来的なお子さまの予定なども含めて考えましょう。その家で暮らす人数がわかると必要な面積が見えてきます。国土交通省の住生活基本計画では、最低居住面積水準として「10㎡ × 世帯人数 + 10㎡」と示されています。そこから建ぺい率などを考慮して、必要な広さの土地を探すことになります。

 

支払い可能な住宅ローン金額

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家づくりをおこなう際は、土地購入費用・建築費用を含めたトータルの予算を考える必要があります。ただし、いきなり「〇千万円まで大丈夫」と考えるのは難しいことです。まずは、「月々いくらであれば無理なく住宅ローンを返済できるか」を考えてみてください。そこから逆算し、土地にいくらという形で予算を割り当てることで土地探しが可能になります。

 

住宅建築費の目安を知ることも大切

ご説明した通り、家づくりは土地購入費用と建築費用の総額で予算を立てる必要があります。そのため、土地探しをおこなう際には同時に「理想の家」についても検討することをお勧めします。住宅と土地をセットにして考えることで、住宅そのものへのこだわりと土地へのこだわりのバランスを取りながら、理想を叶える土地探しをおこなうことができます。

 

実際に土地探しをスタート

土地探しを始める前にやるべきポイントを押さえたら、実際に土地探しをスタートします。土地探しの方法で代表的なものは以下の3点です。

●インターネットで探す
●不動産会社に依頼する
●ハウスメーカーや工務店に依頼

 

インターネットで探す

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SUUMOやふれんずなどの不動産情報をまとめたポータルサイトがいくつもあります。必要な広さやエリアが絞り込めていれば、たくさんの情報を比較検討しながら情報収集できるでしょう。しかし、条件の整った土地は公開されるとすぐに買い手がつくため、頻繁に土地情報をチェックする必要があります。また、人気エリアの土地はポータルサイトに公開される前に売買がおこなわれていることもあります。

 

不動産会社に依頼する

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不動産会社に依頼する場合、ご自身の要望をしっかりと伝えた上で土地探しをしてもらえるため、希望条件を基にインターネットの条件指定では見つけることのできなかった土地と出会える可能性があります。また、自社で仕入れた土地であれば、売り主から得た「資料などではわからない情報」を持っている場合があります。地場の不動産会社であればエリアの治安や雰囲気などにも詳しいでしょう。

 

ハウスメーカーや工務店に依頼

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ハウスメーカーや工務店であれば、総予算の中で建築費と土地費用のバランスを取りながら、希望に合う土地を探してもらうことができます。ただし、建築費が高くなった場合に土地の予算を削られ、「希望通りの土地が中々みつからない」という場合もあるため注意が必要です。また、大手ハウスメーカーの場合は全国転勤などもあり、土地勘があまりないスタッフがいることも知っておきましょう。

 

土地探しによくあるお悩み

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土地に付いている条件がわかりづらい

インターネットで土地探しをおこなう際によくあるお悩みが、「土地に付いている条件がわかりづらい」ということです。ポータルサイトなどで希望のエリアや予算に近い土地をみつけても、「条件」が付いていることで造成や擁壁などの工事が必要になり、公開されている価格が実際に手に入れられる価格ではない場合も多くあります。

 

土地の購入になかなか踏み切れない

土地の選択は理想の暮らしの実現に重要です。そのため、「もっといい土地があるかもしれない」と考え、土地の購入を決断できない方もいらっしゃいます。しかし、土地との出会いは一期一会。迷っている間に他の方が購入すると、その後、数十年間は売りに出ないのです。迷う気持ちは当然ですが期限を区切ることも重要です。