土地購入の流れ

気に入った土地が見つかった場合、土地を購入するための手続きをおこないます。土地の購入は大きく3つの段階にわかれていて、段階ごとに法令などが関わってくるため、注意しながら進める必要があります。ここでは、土地の購入までにおこなうことや注意点をまとめてご説明します。

土地購入までの3つの流れ

土地購入の流れ

土地の購入を大きくわけると「買い付け」「契約」「引き渡し」の3段階の流れとなります。買い付けから引き渡しまで、家づくり不動産のスタッフがしっかりサポートしますのでご安心ください。

気に入った土地が見つかった際は、お渡しする「買付専用用紙」をご記入いただき、土地購入の意思を表す「買付証明書」を提出します。この段階で費用は発生しません。また、買付証明書には値下げ希望なども記載できます。

買付証明書を提出し、売主が条件に納得すれば契約を進めていくことになります。基本的に、買付証明書を提出した順番で優先的に交渉されますが、値下げ希望をした場合、優先順位が変わることがあります。買付証明書の提出後に撤回しても、違約金などのペナルティはありません。

【必要なもの】
・買付専用用紙・免許証のコピー・認印

土地を購入する場合、多くの方が住宅ローンを利用されます。しかし、住宅ローンは原則「土地のみの購入には使えない」ため、つなぎ融資や土地先行融資の手続きをおこなうことになります。

その際に、建物の図面や概算見積書が必要になることが多いため、土地の購入に取り掛かる段階で、建物の建築を依頼する会社の目星を付けておくことが重要です。

買付証明書を提出するタイミングで事前審査をおこなうのがお勧めです。提出から契約までは10日間ほどしかなく、提出後に事前審査に取り掛かると期間内に間に合わない恐れがあります。

また、同じ土地に複数の買い付けがある場合、事前審査に通っている方が有利です。これらの手続きは、基本的にハウスメーカーや工務店などがおこなってくれます。

【必要なもの】
・本人確認書類・収入証明書・建物資料・認印

契約の際は重要事項説明をおこないます。ご契約までにご説明してきた内容を宅建士が改めて説明し、お客様に最終確認をいただくというものです。できるだけわかりやすくご説明いたしますが、不動産や法律の用語が並ぶため、ご不明点は遠慮なくご質問ください。

重要事項説明の後、手付金・印紙代のお支払い、売買契約書への署名捺印をいただき契約を締結します。手付金は、一般的には「土地代金の10%ほどの現金」が必要となりますが、家づくり不動産ではお客様の状況に合わせて柔軟に対応させていただいております。

【必要なもの】
・手付金・印紙代・印鑑

売買契約を終えると住宅ローンの本審査をおこないます。本審査は、ご自身で金融機関におこなっていただく必要があります。本人確認書類や収入証明書、実印など必要なものが増え、金融機関によっても異なる場合があるため確認していただくのをお勧めします。

そして、住宅ローンの本審査に通ると、金消契約（金銭消費賃借契約）となります。「金銭消費貸借契約書」に実印で記名押印し、金融機関と借主（あなた）が、借入金額や返済年数、借入条件（金利・担保等）を約定するために交わす契約です。

金融機関によっては、「ローン実行日の◯日前まで」という契約期限が設けられている場合もありますので、こちらも金融機関の担当者にご確認ください。

【必要なもの】
・住民票・実印・印鑑証明書・収入証明書・預金通帳や証書等

金消契約が無事に終わると残金の支払いに進みます。住宅ローン融資の実行、残金の支払い、登記申請、諸経費の精算などを同日におこないます。銀行手続きの都合から、平日にあなたと売主と司法書士が金融機関に集まっておこなうことが一般的です。

これら全ての手続きが終わると、土地があなたのものになります。なお、土地売買契約から引き渡しまでは、状況によりますが通常1～2カ月程度かかります。