
福岡県春日市の一戸建てを売却された長野様
春日市の一戸建て(母屋と離れ)を売却された長野様。売却のきっかけは、お母様がお亡くなりになられたことだったそうです。売却に際しては、敷地の半分となる母屋側を売却して、その資金を元手に離れをリフォームする計画でした。
ただ、どの不動産業者も、長野様の想いなどお構いなしに、全ての土地を一括で売却するように話を持ち掛けたそうで、最後に相談したのが家づくり不動産だったそうです。そんな、長野様に家づくり不動産にご依頼いただいた経緯や弊社の対応、これから売却をお考えの方へのアドバイスをお伺いしました。
今回、家を売ろうとお考えになった理由を教えてください。
ご主人:理由はですね、母屋の方の雨漏りがひどくて、子ども達からも以前から言われていたんですよね。「どうかなってしまってからでは遅いよ。早めに何とかしないと」ってね。そうこうしているうちに、長年老人ホームに入っていたお袋が亡くなったんです。僕としては、お袋の初盆だけは今まで住んでいた春日の家でやりたいと思っていました。それで初盆が終わって、僕の気持にもようやく整理がついたので「よし、お願いしよう」と決心することができました。
奥さま:それで、実際に動き出したのが4月くらいからです。まずは、私がインターネットで調べ始めました。それで、一括査定のホームページから数社に査定依頼をしたのが始まりです。
売却の時、不動産業者に求めていたのはどんなことでしたか?
ご主人:不動産のプロとして、僕たちに寄り添った対応を求めていました。こちらは素人なんですから「餅は餅屋」ですよね。ですから、不動産の担当者には私たちが心から信頼できる行動や姿勢を見せてほしいと考えていました。でも、ほとんどの担当者は「立て板に水」でただ営業トークを並べるだけ。全く私たちの気持ちを理解してくれようとはしませんでした。それで、これはマズいと思って最後に相談したのが家づくり不動産の上田さんでした。
当社の対応はいかがだったでしょうか?
ご主人:上田さんの対応が他の大手不動産会社と違ったのは、いきなり「いくらで売りたいですか?」という話を一切しなかったことです。そうではなく、まず私たちジジババのこれからの生活のこと気にかけてくれました。例えば、収入のことや生活にかかっている費用などです。私たちは、年金暮らしですから、住み替えとなると新たなローンなどは難しいわけです。だから、生きていくために必要な足元の部分から話を始めてくれました。
奥さま:それに、メールの対応もとても素晴らしかったです。もともとの私たちの考えとしては、まず母屋を壊して更地にしてその部分の土地を売って、そのお金で私たち主人婦の住む増築部分をリフォームするつもりでした。さらに資金に余裕があれば、年金だけでは少々心もとない老後の生活費の足しになるだろうと思っていました。
ご主人:それまで住んでいた土地ですし、やっぱり愛着も思い入れもありましたからね(笑)。半分は残したかったというのが当初の気持ちでした。
奥さま:ただ、不動産業者によっては、そんなこと全くお構いなしで「どうせ売るなら半分じゃなくて、全部売ってしまいましょうよ。その方がいいですよ。」と言うんです。
ご主人:そんな中で、上田さんに出会って「全部売る」という決心がついたのは、上田さんの人柄を信じることができたからです。そうでなかったら、今でも頑固に「いや、売るのは半分だけ」と言い続けていたと思います(笑)。私も、たかだか70年ぐらいしか生きていないけど、今回、上田さんという人間を信用できたから決断できたわけです。
奥さま:主人の性格ならそうでしょうね。でも、上田さんの説明を聞いた後、何秒もしないうちに「分かった、全部売ってくれ」となった時は、上田さん凄いなって思いました(笑)。たしかに、いきなり全部売りましょうと言われると、こちらも身構えますが、上田さんが順序立てて、わかりやすく説明してくれたことで安心してお願いすることができました。今では、こうして説明してくださった上田さんにも、決断してくれた主人にも感謝しています(笑)。
一括査定にあたっては何を求めていましたか?
奥さま:今、思うと本当に素人考えなんですけど、私は金額的なことよりも、売りに出したらすぐに買い手がつくものだと単純に考えていました。それこそ1カ月ぐらいで話がまとまって売れると思っていました。主婦目線で申し訳ないですが、買う人が決まった時のことを考えて、片付けの方法やスケジュールなどを勝手に考えていたんです。もし、1カ月で売れてしまったらどうなんだろうって(笑)。
当社の査定価格は、他社と比べていかがでしたか?
奥さま:査定価格は、どの不動産会社もほぼ同じでしたよ。今回、4社ほどピックアップして、わざわざ来ていただきましたが、提示された金額はどこも一緒でした。人間ですから、少しでも高く査定してくれるところがあれば正直そこに気持ちは動いたと思いますが、本当に皆さんほぼ同じでした。
ご主人:僕は、もともと今回の売却については、そもそも親が買った土地であって、自分が汗水流して働いて買ったものじゃないから、少しでも高く売って儲けたいとか、そんな気持ちはなかったです。それにこういうことはね、素人が「じゃあ、ここは相場ではこれぐらいだから、このぐらい上乗せして、この金額前後で売ってください」とか言うのは、それは違うと思うんです。やっぱりプロにはプロの視点というものがあって、それはどこも共通している部分もあるでしょうしね。
どこも査定価格に差はない中、他社と比べた当社の印象はどうでしたか?
ご主人:さっきもお話ししたように、私たちの目線で親身になって一緒に考えてくれる姿勢が他の不動産会社とはひとあじ違いました。それと、僕が思うのは、「縁」や「相性」というのはやっぱりあって、それが大切だということです。だって、機械がやっていることじゃないですもん(笑)。人と人とが交渉することですからね。そのご縁が上田さんには感じられたということです。
奥さま:ビジネスライクではない上田さんの誠実な対応には、安心感と信頼感しかなかったです。それに、事務所の方の電話の対応もいつも良かったです。ハキハキと明るくて、いつかけても気持ちの良い声でした。
ご主人:電話して暗い声で出られたらね、「あれっ、間違えて葬儀屋にかけたかな?」って勘違いするかもね(笑)。
当社の良い点があれば挙げていただけますか?
ご主人:それはやっぱり、お客の側に立って話をしてくれること、そして元気がよいこと、そのほかにはあれだね、あの「おっカード」(笑)。あれはもらってインパクトがありますよ。
奥さま:他の不動産屋さんにはないものなので、楽しいですよね。もらうと嬉しいですし。
ご主人:ああいうユニークなものには、今後もどんどん力を入れていかれたらいいと思います。
当社の悪い点も挙げていただけますか?
奥さま:上田さんのお給料を上げてあげてください(笑)。
ご主人:そうそう。上田さんの給料をね。いくらもらっているかは知りませんが(笑)。上田さんも会社から、たぶんこうしなさい、ああしなさい、もっと利益を上げろとか言われていると思うんですよ。ただ、上田さんは、そんなことは一切表に出さない。変な言い方になりますが、お客の立場からすると、利益も大事だけど、誠実さも貫こうと頑張っている上田さんのような方を会社はもっと大切にしないといけないと思います。それが、長い目で見たらその会社の利益にもつながっていくんだと思います。稀有な社員さんだと思いますよ。だから、もし彼がその働きに見合った報酬を得ていないとしたら、それは悪い点だと思いますね(笑)。
説明がわかりにくかった点などはありませんでしたか?
ご主人:説明がわからなかったことはなかったです。なぜかというと、僕もカミさんもわかるまで何度でも質問しましたから。こちらは素人ですから「わかりにくいから説明し直して」と言ったら、何度も説明してくれましたよ。
奥様:一番よかったのは、A3サイズの大きな紙にマジックの色を変えながら、いろいろと書いて説明してくださったところです。口だけの説明だとなかなか理解することが難しいので、紙に書きながら重要な部分は赤で書いたりして説明してくれました。とても頭に入っていきやすかったです(笑)。初めのころ、不動産の知識を持っている知人に同席してもらったことがあったんですよね。アパート経営なんかもしている知人だったんですが、上田さんの説明を聞いて「いいんじゃない。いいところに決めたと思うよ」と言ってくれて、安心しました。
ご主人:こちら側が4人で上田さんが1人の時があって、会社のプレゼンをしてくれた感じでしたね。あの時は、上田さんも緊張していたでしょうね(笑)。
実際に土地が売れるまでに悩みや不安はありましたか?
奥さま:私たちは、特に焦ってはいなかったんですけど、コロナのせいで問い合わせがパタッと途絶えてしまって動きがなくなったときは、上田さんがやきもきされているだろうと思って気の毒でした。「私たちは大丈主人よ。急がなくていいですから」とお伝えしたのを覚えています。
ご主人:お互いに納得のいく結果を出したいから今は慌てなくていいよ、とね。
奥さま:待ったかいがありましたよね。6月ぐらいになってから、急にいろいろとお話が出てきましたものね。
今後の家づくり不動産に望むことがありましたら教えてください。
ご主人:今後の家づくり不動産というか、正直、僕にとっては上田さんイコール家づくり不動産なんですよね。だから、このままでいいと思います。家づくり不動産の他の営業マンは知らないですもん。家づくり不動産の上田周平とは僕もカミさんも波長が合って、終始いい時間を過ごさせてもらって、いい取引ができました。唯一望むのは、これからまた月日がたって、私たちのどちらかが亡くなった時、残った方が老人ホームに入ると思います。その時には、ここを売る時です。その時まで、どうか上田さんは家づくり不動産におってください。お願いします。
奥さま:子どもたちにも伝えておきます。また上田さんにお世話になりなさいねって(笑)。
これから売却を考えている方にアドバイスをひとこといただけますか?
ご主人:全国的に名前が通った大手の不動産屋にネームバリューで騙されるな、と言いたいですね。住んでいる地域にある不動産会社にも良い会社がたくさんあります。大手の不動産屋は、売り手や買い手の気持ちに寄り添うことはないと感じています。大手にとっては、たかだか100坪ぐらいの土地を売りたいと言ったところで、大した話じゃないわけですよ。ただ、私たちにとっては一生の生活設計が変わってくる大事な大事な話なんですよ。そこのギャップが、大手不動産がお客目線で話をしてくれない理由にもつながってくるんじゃないでしょうか。そこのところをよく考えて、どの不動産会社にお任せするかを決めるべきだと思います。